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〜 移動の方法と関連用具 〜
どんな方でも年をとるにつれて、徐々に歩行が不安定になったり、病気や障害等により歩行が困難になることがあります。
でも歩行が困難だからといって、家の中に閉じこもってばかりいては、気分的にも楽しくありませんね。家の中の立ち上がりや歩行しにくい所に手すりを取り付けたり、杖や歩行器・車椅子などを使えば、生活空間が広がり、移動や外出にともなう介護も楽になります。
また、歩行は機能の回復をはかるうえでもたいへん効果的です。
■移動手段の選択のめやす
@屋内での移動手段
| 現在の状況 |
移動手段 |
| 杖 |
歩行器 |
車椅子 |
手すり |
A 独歩
(一人で歩く、つたって歩く) |
壁をつたわる程度 |
○ |
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○ |
| 多少のふらつき |
○ |
○ |
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○ |
| 身近にあるものにつかまる |
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○ |
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○ |
| 移動する距離が長い |
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○ |
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| 歩けるが耐久性がない |
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○ |
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B 介助歩行
(手を引いて歩く) |
手を持って歩く |
○ |
○ |
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○ |
| 身体を引っ張って歩く |
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○ |
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| C 歩行不可能(全く歩けない) |
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○ |
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A屋外での移動手段
| 現在の状況 |
移動手段 |
| 杖 |
車椅子 |
| 屋内で杖を使っている |
○ |
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| 屋内で杖または歩行器を使っている |
○ |
○ |
| 屋内で歩行器を使っている |
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○ |
| 時々ものにつかまる |
○ |
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| 時々ふらつく・歩くところに階段や段差がある |
○ |
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| 歩くところに階段や段差がある |
○ |
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| 長時間歩くのに休憩がいる |
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○ |
| 介助者がいなくては歩けない |
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○ |
※使用場所・使用者の状態にもよるので、安全等を考慮した上で使用してください。なお歩くことができる場合でも、玄関の上がりかまちなどに段差があるときは、手すりを取り付けるなどの工夫が必要になります。
(改造の際には、専門家に相談する事をおすすめします)
■移動手段の特徴
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いろいろな種類のものがありますので、使う方に合わせて適切な用具を選びましょう。
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○杖
| 一本杖(T字杖) |
・杖に重心が乗るので支えやすい。握力の弱い方には太い握りの方が適します
・折りたたみ式もあり、携帯用には便利です。
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| ロフストランド杖 |
・普通の一本杖では不安定な方、または杖をつく手の力が弱い場合に使います。
・立ちあがる時に、支えにくいことがあります。
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| 四脚杖 |
・歩くのがかなり不安定で監視、介助が必要な方。
・支持面が大きく、手を離しても杖が倒れません。
・坂道や段差では使えません。
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○歩行器
| 固定型歩行器 |
・両手で支えられる方に適しています。
・スペースをとりますが、家の広さや場所によっては使用も可能です。
・折りたたみ式が使利で、状態に合わせてキャスターつきのものもあります。
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*使用場所・使用者の状態にもよるので、安全等を考慮した上で使用してください。
○車椅子
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標準型車椅子
(普通型.自走式)
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・自分で運転操作する方(またはその可能性がある方)。
・車椅子の座シートの高さは、手以外に足も使用してこぐ場合があるので状況に応じて高さを設定します。(足を使用する場合は低め)
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介護型車椅子
(手押し型.介護用)
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・自分では運転操作をしない、あるいはできない方(屋内、屋外とも)。
・目的地までの移送用として使用。
・環域の変化、生活範囲の拡大等、散歩・レジャー用として使用。
・持ち運ぶことが多いので、軽くて背の折りたためるものがよいでしょう。
・車椅子の座シートの高さは、立ち上がりや介助しやすい高さに設定します。
(立ち座り・介助する場合などは高め)
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| 電動車椅子 |
・四輪タイプ、三輪タイブがあります。
・リフト式で屋内・外用のものもあります。
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*屋内・屋外にかかわらず、段差が多く高さも一定以上ある場合には、車椅子のタイヤの大きさを検討する他、段差解消スロープ等を利用するとよいでしょう。
○手すり
| 取り付け場所 |
・玄関前、玄関内(上がりかまち)、廊下、階段、居間、トイレ(内・外)洗面所、浴室(内・外)等に取り付けます。 |
| 取り付け方法 |
・日曜大工でもできるが、利用者の方に合った工夫(取り付け位置、形状、方法等)ができるよう専門家に相談した方がよいでしょう。 |
*取り付け場所(取り付け部位の材質・補強)によっては工事・改造をともなう場合もあるので、専門家に相談することをおすすめします。
■車椅子での外出方法
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@外出時に車椅子が必要な場合
A 玄関に車椅子を置くことができる
→玄関からそのまま車椅子で出られる
→玄関から出られない
→玄関先の改造を考える
→他の出入り口を探す
→車椅子を置ける場所まで歩く
B 玄関に車椅子を置くことができない
→玄関外に車椅子を置く
→玄関先の改造を考える
→他の出入り口を探す
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A現在の移動手段が車椅子の場合
A 玄関から出られる
B 玄関から出られない
→玄関先の改造を考える
→他の出入り口を探す
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B「玄関先の改造を考える」「他の出入り口を探す」場合
| スロープの設置 |
・設置するには、かなり大きなスペース(長いスロープ)が必要になります。自分で運転操作する場合には、勾配が1/12程度であれば昇降できます。
・使わないときには、取り外しができるもの(携帯用スロープ)がよいでしょう。
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| ◇簡易スロープ |
・屋内用として置くだけのミニスロープ(2〜4cm段差用)。木製、樹脂製
、アルミ製などがあります。
・屋外用として置くだけのスロープ(長さ70〜200cm)。280〜360cmまでの特注サイズもあります。
・折りたたみ式、スライド式のものが便利です。 |
| ◇設置スロープ |
・玄関前、出入り口に設置します。
・木製にて作成設置、コンクリートにて施工工事などがあります。
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*工事をともないますので、専門家へ相談することをおすすめします。
| 昇降機の設置 |
・車椅子用昇降機(手動、電動式)は段差解消用、屋内・屋外への移動機器として使用します。 |
*工事をともなうものもあるので、専門家へ相談することをおすすめします。
| 他の出入り口を探す |
・玄関からの出入りが難しい場合には、勝手口(裏口)や庭先など他の場所から出入りすることを検討します。 |
■その他の移動手段
主に重度の寝たきりの方で、車椅子への乗り移りや屋内での移動ができない場合に利用します。
使う場所によって仕様が異なり、使う方の症状や家屋の構造から使用できないこともあるので、専門家と十分に相談してから選ぶようにしましょう。 |
| 天井走行リフト |
・レールの天井への設置工事が必要なため、天井には一定の強度が必要(据置式のレールタイプもあるが、移動範囲は狭い)となります。
・電動式と手動式があります。
・状況、目的、範囲によって種類がそれぞれあるので、専門家に相談することをおすすめします。
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| 床走行式リフト |
・たたみ上での使用が困難なので、場所としては板床で使用する方がよいでしょう。
・使用に際して、段差の解消が必要となります。
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| その他 |
・階段昇降機、ホームエレベーターなどの階上/階下への移動用機器もあります。 |
*設置のために、工事・改造が必要となります。
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