ベッドと関連用具

1.ベッドと布団の使用について

ベッド

■(介助者が行う場合でも)移動のとき車椅子を使用したり、本人が立つことができる場合に有効
■手すりがつくため、寝返りや起き上がりがしやすい
■椅子に座る姿勢がとりやすい
■全介助でベッドから移動させる場合にも有効

布団 ■室内での移動手段が這うだけの場合
■本人が自力で布団から移動することができ、布団を好む場合
■介助者が布団に座り込んで介助する場合

※必ずしもベッドがよいとは限らないので、本人・介助者の状況から判断することが大切です。

  1. ベッドの高さについて
    ■使用者が寝たきり状態でなくベッドの端に座ったり移動することができる場合
     ⇒使用者がベッドに座って足がきちんと床につく高さとします
    ■使用者が寝たきり状態の場合
     ⇒介護者が介護しやすい高さとします
  2. マットレスの硬さについて
    ■身体が沈まない程度がよいでしょう
     ⇒寝返りしたり、身体を起こしたり、座ったりする場合にはほどよい硬さがないと不安定になることがあります

  3. ベッドの手すり
    ■ベッドサイドレールの他に移動バーと呼ばれる手すりもあります
    ■移動バーの種類によってベッドへの取り付け方が違うことと、ベッドによっては取り付けできないものがあるので、注意する必要があります
    ■一般的に、ベッドに対して直角に取り付けますが、角度は自由に変えることができます

  4. ベッドの種類
手動式 背上げ 1クランク
背上げ・膝上げ 2クランク
背上げ・膝上げ・高さ調節 ハイロー2クランク

 

電動式 背上げ(膝連動・高さ組替え) 1モーター
背上げ・膝上げ(高さ組替え) 2モーター
背上げ(膝連動)・高さ調節 2モーター
背上げ・膝上げ・高さ調節 3モーター
介護

前の記事

床ずれと予防方法